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2025-07-31
SSDナレッジセンター
EDSFF(Enterprise and Datacenter Standard Form Factor)E1/E3とは?最新SSDフォームファクター解説
EDSFFフォームファクターとは?
EDSFF(Enterprise and Datacenter Standard Form Factor)は、進化し続けるデータセンターにおいて将来主流となるSSDの新規格フォームファクターです。従来のSSDフォームファクターの限界を克服し、データセンターインターフェースとの互換性を維持しつつ、優れた性能と柔軟性を提供します。本記事ではEDSFFフォームファクターの各シリーズを詳しく解説し、そのメリットをご紹介します。
EDSFFフォームファクター:E1/E3シリーズの特徴
- E1.S:1U高密度サーバー向け最適化
E1.Sは1Uサーバーの高密度設計に特化し、縦方向での設置が可能でx4インターフェースを利用します。M.2に比べて高い放熱性とストレージ密度を誇り、データセンターのサーバーおよびストレージシステムに最適です。 - E1.L:「ルーラー型」大容量ドライブ
E1.L(通称ルーラー)は、E1.Sの約3倍の長さでPCIe Gen4とNVMeプロトコルをサポートします。1Uサーバーでの大容量かつ優れた放熱性能を実現し、高密度ストレージ環境において高いスケーラビリティを発揮します。 - E3.S:従来の2.5インチを進化させたフォーム
従来型の2.5インチHDDサイズに類似したE3.Sは、シングル幅(7.5mm)とダブル幅(16.8mm)で展開されます。x16レーン対応で、高い演算性能が要求される用途に最適です。 - E3.L:2Uサーバー向け大規模ストレージ
E3.Lは最大70Wの消費電力を備え、より大容量かつ高性能な設計で、2Uサーバー用途に適しています。膨大なストレージ性能を求めるアプリケーションに理想的です。

EDSFFの優れたメリット

高性能
最大70Wの高出力をサポートし、高負荷・高性能アプリケーションに対応可能。

最適な放熱設計
効率的なスペース利用と表面設計により、高密度環境で優れた熱管理を実現。

柔軟な構造設計
柔軟性ある構造により、多くのレーンをサポートし、各種シャーシやバックプレーンに容易に統合可能。
EDSFFの用途
EDSFFの特徴は、高性能、高密度、優れた放熱が要求される高密度サーバーやクラウドコンピューティング環境に特に適しています。その柔軟性と効率性により、現代の企業ニーズに合った信頼できるストレージソリューションを提供します。
SSSTCのEDSFF製品紹介

AI用途に最適なTrueLog 360とTruePLP技術を備えたEJ5シリーズSSD。
Read Intensive (1 DWPD for 5 years):3840/ 7680/ 15360GB
Mixed Use (3 DWPD for 5 years):3200/ 6400/ 12800GB
SSSTCは、KIOXIAの高品質NANDフラッシュを採用し、優れた品質、コストパフォーマンス、カスタマイズサービスを提供しています。エンタープライズまたは産業用SSDソリューションをお探しならぜひご連絡ください。